結論から言えば、2024年4月現在の段階で、125cc以下の原付二種の法定速度は30km/hのままです。
2023年12月、警察庁は原付一種の排気量区分を50cc以下から125cc以下に引き上げる検討結果を発表しました。
しかし、最高出力を4.0kW(5.4PS)以下に制限することで、現行の原付一種と同じ速度制限を適用するとしています。
原付125ccの速度制限は50ccと同じ30km/h?
冒頭でお伝えしました通り、新原付125ccになっても速度制限は30km/hとなります。
出せるパワーが現在の50㏄と変わらないため、原付は原付として法定速度は変わらないようです。
新原付125㏄は速度制限が落ちるだけでなく、さらに変更点もあるのでお伝えしていきます。
原付125ccに関するその他の変更点
1. 二段階右折の義務化
125cc以下の原付二種も、原付一種同様に二段階右折が義務化されます。
2. 2人乗りの可否
最高出力4.0kW(5.4PS)以下の原付二種は、原付一種同様に2人乗りは禁止されます。
それ以上の出力を持つ原付二種は、従来通り2人乗りが可能です。
3. 高速道路・自動車専用道路の走行可否
125cc以下の原付二種は、従来通り高速道路や自動車専用道路を走行できません。
125cc原付の法定速度引き上げの可能性は?
今後、125cc原付の法定速度が引き上げられる可能性はゼロではありません。
速度引き上げの議論
125ccスクーターは、30km/hでは流れに乗れない場合があり、危険なケースも発生しています。
一方、速度引き上げには、安全性の懸念や、二段階右折の義務化との整合性など、課題も存在します。
今後の見通し
警察庁は、安全性と利便性のバランスを考慮しながら、慎重に検討を進めていく模様です。
法改正が実現するかどうかは、現時点では不明です。
まとめ
冒頭でもお伝えしました通り、125cc以下の原付二種の法定速度は当面30km/hのままです。
その他、二段階右折の義務化や2人乗りの可否など、125cc原付に関する変更点があります。
125cc原付の法定速度引き上げについては今後議論が進む可能性がありますので、注視していきたいですね。