愛車バイクのバッテリーが上がってしまった!そんな時、焦ってしまうのは当然です。
しかし、「しばらく待てば復活するかも」と考える方も多いのではないでしょうか? 結論から言うと、バイクのバッテリーは基本的には放置しても回復しません。
この記事では、バイクのバッテリー上がりの原因、対処法、予防策まで詳しく解説します。
バイクのバッテリーが上がってもしばらく待つと回復する?
残念ながらバイクのバッテリーが上がったら、しばらく待ってもほとんどの場合回復しません。
車のバッテリーと異なり、バイクのバッテリーは小型で蓄電量が少ないため、自然放電によって電圧が下がり、エンジン始動に必要な電力を供給できなくなります。
放置しても電圧が戻ることはなく、状況によっては悪化する可能性さえあります。
バイクのバッテリー上がりの原因
バイクのバッテリー上がりの主な原因は以下の通りです。
長時間放置
乗らない期間が長くなると、バッテリーは自然放電し、電圧が低下します。特に寒い冬場は電圧降下が大きくなります。
ヘッドライトのつけっぱなし
エンジン停止中にヘッドライトをつけっぱなしにすると、バッテリーが消耗し、上がってしまうことがあります。
電装品の追加
グリップヒーターやETCなどの電装品を追加すると、バッテリーへの負荷が増え、上がりやすくなります。
バッテリーの劣化
バッテリーは消耗品であり、経年劣化によって性能が低下し、上が りやすくなります。一般的には、3~5年が寿命と言われています。
バイクのバッテリーが上がった時の対処法
バッテリーが上がってしまった場合は、以下の方法で対処できます。
押しがけ
坂道を下りながらクラッチを繋ぎ、エンジンを始動する方法です。慣れないと難しい場合があるので、注意が必要です。
ブースターケーブル
他の車両からバッテリーの電力を繋ぎ、エンジンを始動する方法です。最も一般的な対処法ですが、ブースターケーブルを持っている必要があります。
ジャンプスターター
小型バッテリー内蔵のスターターで、エンジンを始動する方法です。近年人気が高まっており、場所を選ばずに使用できます。
いずれの方法でエンジンを始動できた場合は、すぐに発電機を回してバッテリーを充電しましょう。また、可能であれば、バイクショップでバッテリーの状態をチェックしてもらうことをおすすめします。
バイクのバッテリーの予防策(ジャンプスターターの携帯)
バッテリー上がりの予防には、以下の対策が有効です。
定期的な充電
長期間乗らない場合は、定期的に充電器を使ってバッテリーを充電しましょう。
電圧チェック
テスターを使って定期的にバッテリーの電圧をチェックしましょう。
不要な電装品の撤去
使用頻度の低い電装品は撤去することで、バッテリーへの負荷を減らすことができます。
ジャンプスターターの携帯
いざという時に備えて、ジャンプスターターを携帯しておくと安心です。
近年は、小型で軽量なジャンプスターターが多く販売されています。
いざという時に役立つので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
まとめ
バイクのバッテリー上がりは、適切な対処を行わなければ車両トラブルだけでなく、思わぬ事故にも繋 がりかねません。
日頃からバッテリーの状態に気を配り、予防策を講じることが重要です。
本記事を参考に、愛車バイクをバッテリー上がりから守りましょう。